【からつボート・GⅠ周年記念】岡村仁 得意水面で不利枠克服へ
好相性の水面で結果を残す。岡村仁(39)=大阪=の3日目1回走りは、峰竜太との同期対決。1Mは「(2号艇の)峰を(引き波に)はめるつもりで回ったんですけどね」と3コースから果敢にまくって行くも「判断ミスでした。2着を狙って欲をかき過ぎました」と舟を合わされて抜けずじまい。さらには道中で同支部の先輩、石野貴之にも逆転を許し4着に終わった。
悔しい結果に終わったものの「出ているわけではないけど、バランスが取れてしっかりレースができる」と機力アップに成功したとあってか悲壮感はない。今節は当初、「気になるところが多い。つながりが良くなくて足はバラバラ」と、苦難の船出だった。それでも「前操者がどこかしらだけ、特徴をつけようとしていたみたい」と原因を分析。「こういう足だと記念では勝てないのですからね」と持ち前の調整力で、大舞台でも十分に戦えるまでに引き上げた。
当地は前回6月の西スポ杯など4連続優出中。「からつは好きな所ですからね」と自身も十分自覚しているドル箱水面だ。予選ラストは外枠2走での勝負駆け。「リングも新品を入れたのでそれがなじめばもっと良くなると思う。しっかり結果を出したいですね」。不利枠を克服して第一関門を突破してみせる。