【からつボート・GⅠ周年記念】重成一人 苦境でも「楽しい」
〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
重成一人は3日目後半の8Rは3コースから痛恨の6着。前半はインから今節初白星を挙げ、反撃の機運を高めていただけに悔しい結果となった。ただ、レース後は「あれだけのSを行かれたらしょうがない」とコンマ01のタイミングでまくりに打って出たカド山田哲也を素直に賞賛した。
今節は「胸を張れる足ではないですね」とエンジン出しに苦戦。「自分が引き出せていないのか、新しいエンジンなのでそのポテンシャルの面なのか把握できていない」と半信半疑の調整が続き、予選突破もかなり厳しい位置。それでも「GⅠですからね。調整面も含めて、こういう状況でもやっぱり楽しいですよ」とさらり。一切弱音を吐くことはないGⅠ6Vの実力者が、予選ラストも諦めず一つでも上の着を狙いにいく。
▼2R ともに伸びる菅と武富がやり合う展開なら重成に差し場が開く。4―123―12356。
▼6R 西野は3日目に鋭いまくり差しを披露。出足系は中堅上位の仕上がりなら、大外のここでも展開を突ける。2、3着狙いで24―6=全。