【からつボート・GⅠ周年記念】森永淳、北川太一 地元の2人そろって水神祭

地元の2人に待望の瞬間が訪れた。森永淳(42)と北川太一(30)=ともに佐賀=が予選最終日に水神祭を挙げ、同支部の仲間たちに祝福された。
通算1500勝まであと1勝で、今節に挑んだ森永。予選3日間で未勝利だったが、4日目の8Rで絶好枠が巡ってきた。コンマ13のトップSを決めてインから堂々と押し切り、BS以降は他艇を全く寄せ付けない走りで白星を獲得。「足が震えるくらい緊張しました、勝てて良かったです」とメモリアル勝利の達成を喜んだ。「(今後の)目標は特になくて、みんなと楽しくレースしたいです」と話した。
北川は予選4日目の1R、インの山口達也がSで遅れたことで2コースからまくって、うれしいGI初勝利を飾った。今節は大敗続きだった。2日目に回ってきた絶好枠では転覆に終わり、チャンスを生かせなかった。「苦節12年、やっと(1勝)取れました」。G1の舞台でようやくつかんだ勝利に本人もホッとした様子。「次は近くて遠い初優勝を目指します」と今後の飛躍を誓った。(中野 諒)