ボートレース

【クローズアップ】犬童久々の優勝を「意識して」 【徳山】

準優勝戦をまくって勝利した犬童千秋
準優勝戦をまくって勝利した犬童千秋

 本人もびっくりの大金星だ。犬童千秋(37)=福岡=は準優11R、4コースからまくりを決めて快勝。昨年10月のまるがめ以来の優出を果たした。びっくりなのは、その内容。1Mは高田ひかる、堀之内紀代子と実力者の内枠勢が、けん制し合いながら旋回。「今節はまくり差そうとしていつも良くなかったので」と両者の上をいくターンでひとのみ。思い切った選択が奏功すると、BSでじりじり引き離し2Mでは、勝利を決定づけるターンで独走態勢を築いた。

 「モチベーションが上がりましたね」と語るのは予選ラストの4日目だった。勝負駆けの懸かる中で連勝と、最高の結果でベスト18入りを決めてみせた。「調整面でもそこで間違ってはいなかった」と手応えは確信に変わった。

 「乗り心地がしっかり合えば、回り足がいい。伸びは元々、少し分がいいのでSを全速で行ければ」。機力はV戦で迎える2コースには、うってつけの仕上がり。優出は3カ月ぶりながら、昨年はこの一度のみ。さらに優勝になると、10年前の初優勝にまでさかのぼる。「優勝は意識していきたい」。準優で得た確証を胸に、久々の栄冠をつかみ取ってみせる。

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