豊田差し決め今年初V ルーキーS 【浜名湖】
浜名湖ボートのルーキーシリーズ第18戦は最終日の25日、最終12Rで優勝戦が行われ、豊田健士郎(26)=三重=が4コースのカド位置から1M差しで、逃げる末永和也をとらえ2Mを先マイ。そのまま後続を突き放して1着。昨年7月の浜名湖以来通算10回目、今年の初優勝を飾った。2着は追い上げた高橋竜矢、3着は末永和也が入った。
■ヒーロー
“浜名湖男”の面目躍如だ。予選トップ通過ながら準優で2着に敗れた豊田が4コースから機敏なターンワークを披露。差しを決めて今年初V。さらに浜名湖では8優出で3度目となる優勝を飾った。
「準優で2着に敗れて、情けなかった。それだけに優勝戦は勝ちたい気持ちが強かった」。1Mは4カドから差して1号艇の末永を追い詰めると、2Mは気迫の先マイで決着をつけた。「前日、桐生で(松尾)拓さんが、4コースからまくって優勝したのを見て、感じるものがありました。世話になっている先輩に力をもらいました」と地元の先輩に感謝した。
前回の優勝も昨年7月の浜名湖。「もう(浜名湖ボート場がある)新居町に住みたいぐらい。浜名湖と津だけ走りたいですよ」と笑わせた。次走は11月3日から始まる戸田。いまのリズムなら、戸田でもVの有力候補となることは間違いない。(外山謙一)