ボートレース

【びわこボート・GⅠ周年記念】篠崎元志 再びの2号艇という劇的な筋書き

12年前にびわこ周年でGⅠ初Vの篠崎元志

 止まっていた時計がついに動く。2016年10月(住之江の高松宮記念)を最後に特別戦のVがない篠崎元志が、7年ぶりの特別戦Vにあと1勝に迫った。「もう何年も特別戦を勝てていないし、GⅠ初Vで縁がある水面で結果が出せたらうれしい」。12年前のびわこ59周年でGⅠを初制覇。SGで2Vの実力者が、SG以上とも言える強い思いを、このGⅠ優勝戦に込めるのも当然だ。

 期待薄にも見えた低実績機だが、抜群の舟足に仕立てた。「行き足はいいし、それだけでなくて悪いところが一つもない。本当に足はいい」。ドリームの1走だけだった2日目にじっくりと調整を施し、一気にパワーアップ。レース内容も力強さを増し、全盛期の旋回力も呼び戻した印象だ。 

「びわこは“イン絶対”の水面でもないので、何号艇でも優勝を狙ってしっかり頑張る」。予選は3位だったので、準優が全て順当決着なら優勝戦は3号艇だったが、トップ菊地孝平が2着に敗れたことで、巡ってきた枠番は2号艇。優勝した12年前と同じという縁。持ち前のスター性で、劇的な優勝を飾ってみせる。

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