【ボート王国九州・山口!】羽野〝苦手意識〟克服へ 【びわこ】

郷土勢は原田幸哉、瓜生正義、前田将太、宮地元輝、羽野直也、末永和也の6人が1回戦を突破した。ただ、トップバッターの原田をはじめ、宮地、前田の3人は道中で逆転を許しながらの準々決進出に、それぞれ苦い表情が続いた。
そんな中で光る走りを見せたのが羽野直也。道中4番手を走りながら、2周2Mでは「あそこしかなかった」と狭いスペースを鋭く切り込み一気に2位浮上。ベスト24の切符をがっちりつかみとった。
昨年はグランプリにも初出場し、最高峰の舞台も肌で感じ取った。成長著しい福岡のホープは「地元で二つSGがあるのでそこを照準にしています」と今年に懸ける思いも人一倍強い。その舞台の一つでもある芦屋では直前で優勝。スタートダッシュを決めて当地に乗り込んできた。「びわこはあまりいいイメージはなかったけど、初日はいいターンができた。ここで払拭するためにも、何かつかみたい」。“苦手意識”も克服して準決入りも決めてみせる。