ボートレース

【福岡ボート・GⅠ周年記念】今垣光太郎 地元SG出場権へ最高の船出

 熟練の技が光った。今節最ベテランの今垣光太郎(54)=福井=が唯一の連勝発進を決めた。

 4号艇で迎えた初戦の2Rは、5号艇の岡崎恭裕がピット離れで勢いよく飛び出したため、枠よりも一つ外からの進入。それでもコンマ07のSを決めると、1Mは展開を見定め、すかさず艇間を突いて浮上。道中は小野達哉とのデッドヒートを制して白星をもぎ取った。後半6Rの絶好枠も堂々と押し切り、「初日連勝というのは記憶にないですね。いいスタートが切れました」と満足の表情を浮かべた。

 相棒は直線系統に力強さのある67号機。「チルトを0にしただけで、あとはほとんど触っていない。やっぱり伸びはいいし、スリット近辺も悪くない。もう微調整ですね」と前評判通りのパワーに手応え上々。「エンジンは頼もしいですよ。福岡はスリットの足が大事ですから」。61回大会を制した戦歴の持ち主は、もちろん調整も手の内に入れている。

 11月に三国で行われるチャレンジカップの出場権(賞金上位34人)獲得へ、勝負駆けのまっただ中。「地元のSGに向けても幸先よく行けたと思う。前々節、前節と失敗しているので」。前々節の三国は優勝戦のポールポジションを手にしながらまさかのV逸。前節のびわこ記念は準優敗退と歯がゆいシリーズが続く。10日時点の賞金ランクは31位とボーダー上で、今節と次節の蒲郡ダービーで全てが決まる。「5、6着を取らないように何とか走りたい」。機の後押しも得て、賞金上積みを狙って力走する。

初日、唯一の連勝発進を決めた今垣光太郎
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