【大村ボート(ナイター)ヴィーナスS】山口真喜子 不屈の精神で準優入りだ
何とか望みをつないだ。山口真喜子は3日目3R、枠なり2コースから4着。6人中、最も遅いコンマ28とスリットで後手に回った上に、1Mを回った後は最下位まで後退。それでも2Mで一気に2艇を抜き去る好ターンを繰り出し、予選突破へ大事な4ポイントをたぐり寄せた。
「今節はSが・・・」と課題にも挙げるSには苦い思い出がある。昨年末に大村とからつの2節でFを計3本も切る大失態。1月半ばから7月まで、半年間ものF休みを強いられた。
それでも、その時間を無駄にしまいと、お隣のからつにも出向いて、同期の常住蓮らとの練習に欠かさず参加した。「Sで後手に回ることも想定して訓練していた。全速ターンも良くなっていると思う」と復帰に向けて技術向上に腐心。この日のしぶとさも練習の成果と言えるかもしれない。
準優入りへは2走18点の勝負駆けだが「足は2日目より断然いい」と機力に不足はない。不屈の精神で帰ってきたヒロインが、復帰後初のベスト18入りは地元で決めてみせる。