【徳山ボート(モーニング)ルーキーS】竹田和哉 イン先マイ通算6度目V
徳山ボートのルーキーシリーズ第17戦は14日、最終12Rで優勝戦を行い、1号艇の竹田和哉(29)=香川・A1=が人気に応えてイン速攻で快勝した。竹田は3月の児島以来、通算6回目の優勝を飾った。2着は上田龍星。地元期待の佐々木完太は3着で、人気サイドの決着となった。

■ヒーロー
自分の仕事だけに集中した。竹田はインからSこそ6番手と遅かったが、伸び返して1Mは先マイ。2コース佐々木完が握ってきたことにも気付かず、自分のターンだけを心がけた。その結果が逃走V。「1Mの入り方が良かったし、回りながら〝逃げた〟と思いました」とうなずいた。
12月で30歳。ルーキーシリーズからの卒業も間近となる。「もう(ルーキー戦は)おなかいっぱい」と満足げに振り返ったが、今後を見据えると厳しい言葉が続く。「記念を走りたい。なかなか呼んでもらえない」。香川支部は層が厚く、声がかからないのが実情。「もっとパンチのあるレースをしたい。優勝回数も少ない」。今回のVを、香川に竹田ありとアピールするきっかけにする。