【福岡ボート・GⅠ周年記念】篠崎元志が時を進める
<記者コラム・森大輔の勝ち組の法則>
優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。
SGウイナーが5人もそろったGⅠ優勝戦の顔触れとあって、全員が20%オーバー。さすがの勝負強さを誇ります。中でも1号艇の石野貴之はボート界でも一握りの30%オーバー。強烈な勝負強さを誇るだけに、人気を集める1号艇としては十分な数字です。
石野に次ぐ勝負強さで狙うなら29.4%の深谷知博か28.6%の篠崎元志でしょう。では、どちらを狙うかで注目したいのが、全優勝回数に占めるイン以外のVの割合。シンプルに狙うなら、最も高い数字で3コースのVも多い山本寛久からという手もありますが、深谷と篠崎の比較でなら数値が高いのは篠崎。しかも、2コースのVが多いのも見逃せません。
しかも、篠崎本人が『あの時から時が止まっている』と語る大けがを負った7年前の当地周年も優勝戦は2号艇。自らの針を進めるには最高のお膳立てが整っていると感じています。