【クローズアップ】原田篤志 ペラも心も整える 【徳山】

いくつかのピンチを切り抜けた。2日目10R、そこまで4、5着だった原田篤志(43)=山口=が、1枠の絶好機を逃さず白星。イン逃げという結果だけを見れば順当な決着だが、ピット離れで後手に回り、Sでも立ち遅れるという敗戦と紙一重の勝利。思わず発した一言が「悔しいです」。すっきり勝てなかったことが心残りだが、白星は白星。得点率を6・33まで持ち直して、予選後半へと乗り込む。
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危うかった原因は機力のバランスの悪さだ。「伸びはいいので、伸び返して先マイできた。ただ、行き足がもう少し。起こしてからのセカンド、サードの部分の足がない」。そこで、レースを終えるとすぐにペラ調整。「その点で安心してレースに臨めるよう、リニューアルしました」。3日目の前半の出番は、準備に取れる時間が少ない1R。早め早めの仕事ぶりは間違いなく正解だろう。
下関周年の準V(2014年)、ダービーの優出3着(15年浜名湖)などG2以上で9度の優出を数えるが、特別戦のVに届いていないのは惜しいばかり。それだけに「僕が取るつもりで今節に来ている」と意欲は人一倍。「でもそれで気持ちが空回りしていた。心ももう一度整理します」。ペラと一緒に精神状態も新た。整った心技体で、固め打ちを目指す。