【からつボート(モーニング)一般】田中信一郎 機力不足でも優出できる実力者
<西スポからつ番記者・中野諒の狙い目>
今節ピットに行くと毎日同じ光景を目にする。それは田中信一郎が一日中ペラを叩いている姿だ。「ペラ叩きすぎて背中が痛い」と苦笑い。
そんな田中は今節、低実績の26号機が相棒。前検では「あまり感触は良くなかった」と悲観していた。だが、いざシリーズが始まると、機力の弱さを感じさせない9戦中8回の舟券絡みという好成績を残した。
準優11R、5号艇の橋本久和がコンマ06のトップSを放つと、一気に内側に締め込んできた。そのあと1Mで、もつれた展開となったが、田中は冷静に差しを決めて優出を果たした。
「ラッキーの一言、足的には本当に良くないと思うよ」と機力不足は否めないが、「(足は)厳しいですけど頑張りましょう」と気合を入れた。優勝戦は2枠から登場し、SG5冠の実力を存分に発揮する。
▼12R 田中が冷静に2コースから鋭く差し込む。2―1=全。