【蒲郡ボート(ナイター)SGダービー】舌を巻くSGクラスの決断力
〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
なかなか見られない光景だ。初日は実に4選手(宮地元輝、寺田祥、峰竜太、毒島誠)がリング、ピストン、シリンダーを交換と〝超〟が付くほどの大整備をいきなり施した(宮地以外の3人はキャリーボディーも交換)。初日ドリーム1号艇の峰も「普段だったらやらない」と前置きをしながらも「優勝するならやるしかないと思った」ととっさの判断で整備に踏み切った。
その峰をはじめ、寺田も機力アップに成功して白星につなげるなど、その判断力、決断力には舌を巻く。大整備はどうしようもない低調機の最後の手段というイメージが大きかったが、SGの舞台になると、そこまで重症でなくてもやらねばならない仕事でもあるのだと認識させられた。
▼4R 宮地も大整備を敢行して良化の兆しは見えた。左隣の徳増が機力低調なだけに先攻めも可能。握って抜け出す。3―145―1456。
▼8R 寺田は大外でも展開を突ける足はある。最内を差して首位争いまで。1=6―全。