【蒲郡ボート(ナイター)SGダービー】新開航が無傷3連勝 新たな扉を開く予感
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新星誕生を予感させる足取りだ。初日の1走を白星発進だった新開航の2戦目は連勝へ絶好の1枠。インからコンマ06のトップタイミングを踏み込んで先マイすると、機力自慢の菊地孝平、濱野谷憲吾、茅原悠紀のSGタイトルホルダー3人を従えて、トップでゴールを駆け抜けた。
さらに、3枠の後半9Rはまくり差しを決め、何と開幕3連勝。「うれしいですね。(1Mは)思い切って行ったら、差しが入った。出来過ぎですね」と笑顔がはじけた。
SGではこれまで予選2勝が最多。わずか2日間でそれを更新し「ちょっと戸惑っています」と困惑した表情もチラリ。SG初の予選突破へ大きく前進中だが3日目の1走は試練の大外枠。「このリズムを崩したくない。一走一走集中していく」。平常心を切らさず、自らの名前の通りに新しい扉を開く。
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ドリーム戦を逃げ切った峰竜太は5、3枠の2日目を枠番以上の3、2着と上々の着取り。後半は、2コースから握った長嶋万記と攻めがかち合いそうになるや、「長嶋さんが外に行くのが見えたのでとっさに差しました」とさすがの判断力と旋回技術を披露し、好結果につなげた。機力も「全体的に見ても足に不満はない」と好調をキープ。久々の栄冠へ着実に歩みを進める。

峰が好レースを披露すれば弟子の山田康二も発奮。3枠1走の7Rは進入からもつれて4コース発進だったが、3コース馬場貴也のつくった展開を見逃さず、冷静にまくり差しを入れて勝利。「回り過ぎなのを感じたのでピストンとリングを交換した。1Mは狙った所に入れたし、馬場さんにも届いたので整備は正解でした」と機力アップに表情も明るい。
久々の師匠とのSG〝共闘〟にも「前からここに出るのは分かっていましたけど、今節は鬼気迫るものを感じますね。1号艇以外で勝てたのは、ハッパをかける意味ではないですけど、いいところを見せられて良かった」と〝恩返し星〟に頰を緩めた。