【クローズアップ】竹井GⅠ初予選突破だ 【若松】
真価を発揮する時が来た。一昨年にそれまで不安のあった股関節の手術をし、約7カ月の休養を経て昨年2月に戦線に復帰した竹井貴史（31）＝福岡。今年1月からは晴れて5期ぶりのA1級に返り咲き、今節で約3年ぶりのG1出走を果たすことになる。
竹井にとって当地は特別な場所だ。デビュー戦、初1着、初優出、初優勝と全てがこの若松であると同時に、長きにわたってフレッシュルーキーにも選ばれるなど、記録と記憶、双方が詰まった非常に思い入れの深い水面と言える。
「もうけがの不安はありません。レース勘も大丈夫です。記念を走るのは久しぶりだし、（一般戦とは）レースも違うと思うけど、若松ではもちろん、今節は目に見える結果を出していきたい」とやる気はみなぎっている。
相棒となったのは前々節に水摩敦が良好な伸びを武器に優出（5）したBランク評価の61号機。「チルトを下げてペラは叩いて特訓へ行きました。感触は悪くなかったし、足のバランスも取れています」と機力はまずまずの状態。「しっかり調整して万全な状態でレースに臨みたいです」。G1初の予選突破も当地とすることができるか。
