ボートレース

【福岡ボート・一般】池永太 絶対にやり返す

当地6回目のVへ挑む池永太

 上手の手から水が漏れた。準優12R1号艇で人気を一身に集めた池永太(38)=福岡=が、まさかの敗戦。「Sで先行して右隣が見えないぐらい飛び抜けた時に、ハンドルを切るタイミングを間違う悪い癖が出た」。インから0.06のトップSを決めて楽勝かと思われたが、2コースの中村晃朋の差しに屈して優勝戦のポールポジションを明け渡してしまった。

 とはいえ、機力に陰りは一切ない。「出足は普通だけど、行き足や伸びは変わらず良くて自分好み」。優勝戦は4号艇になったが、武器である伸びを生かすにはベストの位置。準優の敗戦はショックだったが、リベンジをするためのお膳立ては整っている。

 加えて、池永をやる気にさせる材料も十分。今節と同時開催の徳山ヴィーナスシリーズで、まな弟子松本怜のデビュー初優出をCS中継越しに目にしたからだ。「松本はこの前の福岡の女子戦でも頑張っていたし、僕もいいところを見せないと。準優の負けは痛いけど落ち込んでなんかいられないです」

 当地は通算5回の優勝があるドル箱水面で、4号艇でのV経験もある。だからこそ、最後までネバーギブアップの姿勢を貫くつもり。「何なら福岡は優勝戦1号艇で結構負けていますからね(通算7戦3勝)。4号艇の方がいいかも。最後に絶対にやり返します」。池永の代名詞と言えば強S一撃。Vの王道からは外れたが、結果を同じにすればいいだけ。最後は必殺技を繰り出してVをもぎ取る。(森 大輔)

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