【蒲郡ボート(ナイター)SGダービー】峰竜太「ここで勝つのがスーパースター」
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峰竜太が千両役者ぶりを見せつけた。九州・山口勢は準優11Rまで一人も優出を決められない状況。さらに準優1号艇は10R、11Rとも6着と、優出どころか舟券にも絡めない〝超〟イン受難の流れ。それでも「インが飛んでいたけど、そういうときに勝つのが峰竜太だと言い聞かせて」と的確にスリットを踏み込み、1Mでは他艇を寄せつけないターンを披露。準優でただ一人逃げを決め、ポールポジションの座をつかみ取った。
それだけの逃げを披露できたのも、舟足に自信があったからこそ。「一番出ているなと思える仕上がりだったし、伸び負けはなくて優勢に見えた」と胸を張れる状態。「伸びはトップ級。トップ級の人と一緒だし、その中でも劣っていない。足に関しては120パーセント」と一切の不安のない状態で優勝戦を迎える。
今節は1年10カ月ぶりのSG復帰戦。最高峰の舞台で戦えるうれしさを再認識している。「(新開航との)トップ争いという緊張感のあるところでやれるのが幸せだと思った」
これで、自身通算100V、全24場制覇にも王手をかけた。「やっぱりドラマがあるとメディアもファンも盛り上がる。自分だけしんどい思いをしてきているけど、ずっとそうしてきたし、そこで結果を出すのがスーパースターじゃないかなと思っている」と自らに期待された役割は重々承知。ボート界最強の男が節目のVで自らのスター性を証明してみせる。
