ボートレース

【クローズアップ】羽野「GPジャンパーに見合う選手に」 【若松】

「地元GIなんで」と意気込む羽野直也
「地元GIなんで」と意気込む羽野直也

 最悪の結果は免れた。3日目のオープニングに登場した羽野直也(27)=福岡=は、5コースから4着。ゼロ台の早いSで攻めたが内枠勢の抵抗に遭い、1周1Mを回った時点では一人遅れた6番手に置かれていただけに舟券には絡めずとも道中の粘りが光った。

 機力には十分に手応えを感じている。「合わせ切れていないだけで、本体は間違いなくいい。合っていない状態でも行き足はいいですから」。回り足に課題を残しているが、「そこはターンで勝負するしかないかも」と意に介していない。勝負駆けを勝ち抜く準備は整っている。

 昨年は悲願だったグランプリ(GP)に参戦。優出にはあと一歩届かなかったが最高峰の舞台での戦いは、「すごく自信になった」と自らのレベルアップを確信。だからこそ、今節の戦いには納得していない。「このGPジャンパーに見合う選手にならないと。守りに入らず、自分らしく攻めるレースをしたい」

 GPレーサーとして、今年初の地元G1戦。もちろん、大会連覇も掛かる身としてこのまま終わるわけにはいかない。「地元のG1なんで、何とか最後に勝てるように。そして、いずれはSGやG1でDR1号艇に選んでもらえる選手を目指します」。福岡のエース候補から“候補”を取るべく、魂を込めて走り抜く。 (森 大輔)

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