【クローズアップ】篠原晟弥 再び好調の流れに乗る【福岡】初日2、10Rに出走
地元で悪い流れを断つ。篠原晟弥(22)=福岡=は好成績を残した昨年末の当地歳末特選から直後の大村では優出と波に乗っていたが、追加で連続参戦していた直前の大村でまさかのF。「調子に乗って注意が散漫でした」。好調の波に再び乗るべく、捲土(けんど)重来を期してホームに帰ってきた。
しかも、今回は当地のフレッシュルーキーとしての初戦。新春開運特選では同期で同じくフレッシュルーキーの篠原飛翔が強豪を差し置いて優出にまでこぎ着けただけに、負けるわけにはいかない。「Sは無理できないけど、結果は残したい。他のどこよりも福岡で優出したい」
この気持ちを後押しするように、エンジン抽選では好素性機の24号機を獲得。「乗りやすいし、出足寄りで悪くない」と手応えは上々。現状に満足せず、「歳末の木場(悠介)は伸びていたので、ペラは伸び型も試す」とさらなるパワーアップも目指すとあって楽しみは尽きない。
F持ちになったとはいえ近況の活躍で、現在勝率は5・54まで上昇。「今期は何としてもA2に復帰して来期にA1を狙う。そして1年で(フレッシュルーキーを)卒業する」。掲げる目標に突き進むためにも、実績抜群の地元で水を得た魚のごとく疾走する。(森 大輔)