【福岡ボート・一般】野中一平 ライバルは「過去の自分」
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破竹の勢いだ。3日目に連勝をマークしていた野中一平(29)=愛知=は、4日目もまくり差しと逃げでピンピン奪取に成功。2日目後半は接触で不完走失格と先行きが危ぶまれたが、その直後からの白星ラッシュで一切の不安を拭い去り、準優へと乗り込む。
機力も上昇一途。2日目の事故により3日目から新ペラに換わったが、「むしろ今のペラの方が良くて、出足や回り足はさらに良くなっている」とはまさにけがの功名。「今なら出足や回り足は自信を持って二重丸です」。伸びの不足は持ち味のS力でカバー可能とあって態勢は万全だ。
前期(5~10月)は勝率7.05と自己最高勝率をマーク。この好調ぶりの裏には、自らの考え方を変えたことが最大の要因だったと話す。「人を気にすることをやめました。例えば同期の仲谷(颯仁)に負けたくないとかあいつ以上の成績を挙げないととか。今までそんなことばかり考えていたけど、今は常に今までの自分を超えていこうって思うようにしています」
視線を他者から自分に向けることが、自らを大きくアップデートすることにつながった。30歳を前にして、もう迷いはない。「今期(11月~)も前期以上の成績を目指すだけ。それがいつか大きな舞台につながると信じて走ります」。今期初戦でこの成績は何よりの起爆剤。開幕ダッシュを加速させるためにも、ここからVまで一心不乱に突き進む。(森 大輔)