ボートレース

【大村ボート(ナイター)GⅠ周年記念】桑原悠 特別インタビュー「地元では誰にも負けない」11日開幕

 ボートレース大村で11日、GⅠ開設71周年記念「海の王者決定戦」が開幕する。全国各地から強豪が集まり、ボートレース発祥の地で熱い戦いを6日間にわたって繰り広げる。地元長崎支部は5人体制。そのうち、夏のSGメモリアル(福岡)で準Vの活躍を見せ、2日目12Rの龍神ドリームにも選ばれた桑原悠(36)に大会への意気込みを聞いた。

 

桑原 悠(くわはら・ゆう)
 1987年5月27日生まれの36歳。長崎県諫早市出身。長崎日大高卒業。2008年5月に大村でデビューの102期。登録番号4497。11年10月、蒲郡で初優勝。GⅠは12年1月の芦屋新鋭王座決定戦で初出場し、19年2月の芦屋九州地区選で初優勝。さらに翌年のからつ大会で連覇を果たした。SG優出は19年戸田クラシック(3着)、23年8月の福岡メモリアル(2着)の2回。同期は遠藤エミ、上野真之介、山田康二、前田将太ら。166センチ、51キロ、A型。

 ―地元大村周年は67周年で準V、今年3月にあった70周年でも優出(6着)と好走。70周年は、地元勢で唯一のベスト6入りでした。

 「70周年は〝地元なので何とかしたい〟という一心で頑張りましたね」

 ―8月には福岡のメモリアルで準優勝。優勝まであと一歩に迫りました。

 「あのシリーズは自分にとってボーナスのようなもの。エンジンがすごく良くて、一節を通じて実力以上のものが出せたと思いますし、本当にいい経験になりました。SG優出は久しぶり(2019年3月の戸田クラシック=3着=以来2度目)でしたけど、優勝戦も落ち着いて走れた。それもエンジンのおかげですね」

今夏のメモリアルで準優勝し、銀メダルを掲げる桑原悠(右)。中央は優勝の馬場貴也、左は3着の重成一人

 ―初優出だった戸田クラシック以上の自己最高成績。意識は変わりましたか。

 「もっと上を目指したいと、いっそう思うようになりました。今はその気持ちが空回りしている感じもするけど、以前は体調が優れなかったら次でいいやと諦めてしまっていたかもしれないのが、今は〝あがけるうちはあがこう〟と、その時その時に対して、貪欲になってきたと思います」

 ―地元の大村は10月にも走ったばかり。

 「正直、10月のレースは調整がよく分からなかったので、あまりアドバンテージにはなっていないと思う。ただ逆にそれで言えるのは、調整の正解はシリーズごとにやっぱり違うということ。GⅠでは周りの選手がエンジンを仕上げるのも早いので、自分もその時々の正解を早く見つけられるよう、何とかしたいです」

 ―その意欲はやはり他支部勢とは違う。

 「何か優位に立てる戦略があるわけではないですけど、大村は地元なので精神的な面が違う。自然と気合が入るので、そこが一番のアドバンテージになるかなと思います。腰痛のため直前の1節は欠場しましたけど、体調はだいぶ戻ってきましたし、ベストな状態で行けるように持っていきたいと思っています」

 ―最後に意気込みを。

「出せる力を出し切って、食らい付いていきます」

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