【クローズアップ】小池公生 もう一段階上へ【福岡】3日目11Rに出走
力は見せつけた。小池公生(35)=福岡=は、2日目8Rで4コースから2着。逃げた上田龍星にはあと一歩届かなかったが、S一気のまくりからまくり差しにチェンジして攻めた内容は迫力満点。A1としての攻撃力を存分に発揮して見せた。
機力も上々。「全速のSなら出て行く。パンチ力はある」と伸びに関しては上位クラスを確信。「もう少し手前が良くなれば、もっとレースがしやすくなる」と上積みにも余念がない。ただ、前検から相棒37号機は伸び型と評しているだけに、「伸びを生かすレースをするしかない」と腹をくくっている。
以前はA1とA2をいったり切ったりだったが、A1に復帰した前期(昨年5~10月)から、近況は高勝率で安定。A1常連へと変貌を遂げようとしている。「単純に前より勝ちたい気持ちが強くなった。今の成績はこれに尽きます」
芽生えた向上心は天井知らず。好調な現状にも満足するつもりはさらさらない。「頑張ればA1にはなれることが分かった。でも、これでは面白くない。もう一段階上に行きたい」。まだ未到達の7点勝率に、周年記念やSGの出場とやりたいことは挙げればキリがない。ステップアップするためにも、今年は天井知らずの成長率で駆け抜けてみせる。(森 大輔)