【大村ボート(ナイター)GⅠ周年記念】安河内将 自然体でベスト6入り狙う
勝負強さを存分に発揮してベスト18入りを決めた。安河内将(34)=佐賀=は、予選ラストの7Rを3コースからまくり差して勝利。3着条件と大敗が許されない中、最高の結果で勝負駆けを成功させると、満面の笑みでピットに引き揚げた。
ただ、準優入りしたうれしさの一方で、一点だけ不安の種を抱えている。「直線だけが気になりますね」。伸びのパンチ不足を訴えれば、「同期の木村仁紀と足合わせで伸びられていた。それで、セット交換もした」と前半レースでは大整備も敢行。「悪くはなっていないと思うけど」と注釈を付けながらも「後半のレースでは両隣(原田幸哉、栗城匠)から伸びられていた」と改善にまでは至らなかった。
「ペラはやり尽くしたし、伸びを求めるとすれば大きく叩き変えないといけないし…」。調整面でも方針転換の岐路に立たされているが、「レース足だけは言うことがない」と自らの強みに関してはキッパリ。今年3節目の当地は、ここまで全て優出を決めるなどイメージは決して悪くない。「思い切っていって、あとは体の動くままに」。大舞台でも変わらず自然体で、大村3節連続優出を決めてみせる。