ボートレース

【とこなめボート・GⅠダイヤモンドC】V字回復の秋山直之が再度奮闘へ

 烏野賢太が初めてSGを制覇した時に述べた一言は、名言の中でも秀逸な一つだと思っている。その言葉とは「今回たまたま勝ってみて、今までたまたま負けていただけだと分かった」というもの。優勝した人しか言えないその言葉は、そういう見方もあるかと私の胸に強く刻まれた。

 その言葉を思い出したのは、初日にこんなことがあったから。4コースで17連敗中だった秋山直之が、4コースからまくり差して4月以来となる4コースの白星を挙げたのだ。鮮やかな勝ちっぷりは実に秋山らしいターンで、むしろ負け続けていたのがたまたまだったのかもしれない。1着率0%に引きずられ、予想で無印だった私は恥ずかしい限りだった。

 その秋山は初日後半も白星で連勝発進。その後は苦戦して舟券に絡めなかったが、予選終盤の2走は2、2着と持ち直して準優入りを果たした。「成績はV字なので、このラインを崩さずにいきたい」

 上向きのベクトルで臨む▼準優11Rは、今節初戦と同じ4コース進入が有力。もう0%には引きずられない。愛知両者のワンツー阻止へ。4=13-13。

 ▼2R 北野も4コースでは16連敗中だが、3コース下出の攻めに乗るも良し、自力で攻めるも良しのチャンス十分の番組。4-135-135。

終盤に成績を持ち直した秋山直之

 

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