【とこなめボート・GⅠダイヤモンドC】高倉和士　機力以上の走りで驚きの大躍進

　高倉和士が4日目に2、2着の好成績で予選を終えた。「準優3枠ぐらいになれましたかね」。いやいや、3枠どころか1枠にも迫る5位通過。「え！大躍進ですね」。本人も驚きのジャンプアップだ。

　そう驚くのも、機力の手応えが成績ほどではないから。「成績は展開のおかげ。後半も周りの人の方が良かったし中の下ぐらい。決して満足がいくほどの足ではない。良く言って中の中」。それでも、整備を重ねて上積みできた部分があるのも確か。「舟の向きとかブレーキの利きとか、乗り心地の部分はだいぶ改善できた」。好展開を逃さず自分のものにできているのも、その足があるからこそだ。

　準優2枠は大歓迎。「攻める足はないので、3枠より2枠が取れたのはよかったかも」。レースを終えてもこの枠番でよかったと言えるよう、1Mの攻防に集中し、GⅠ戦4度目の優出を目指す。