ボートレース

【福岡ボート・一般】上原崚 福岡は地元のつもり

前検気配は良好な上原崚

 〝地元〟で捲土(けんど)重来を期す。上原崚(28)=東京=は東京支部ながら沖縄出身とあって、九州は第二の地元。当地は今年3回目の参戦で前回は予選突破を決めただけに、今度は三度目の正直で優出を目指して奮闘する。
 選手志望の願書を出した東京支部からのデビューとなったが、当初は「元々は福岡支部でデビューするはずでした」と福岡でスターになる未来図があった可能性も。だからこそ、福岡のあっせんが入るとおのずと力が入ると話す。「九州の人間だし、福岡は地元と思って気合を入れて走っています」
 今年は2月の多摩川でデビュー初Vを飾ったが、「勝率を5点には乗せられたけど、A2までは届かなくて…」ともう一つの目標だったA級昇格は叶わずじまい。だからこそ今期(11月~)に懸けている。「A2を通り越してA1を狙うつもりでいきたい。もうこれ以上、B級にとどまるわけにはいかないんで」。今期初戦の多摩川ルーキーシリーズでは勝率6.60をマーク。宣言通りにA1ペースで飛び出している。
 この勢いを持続させるには今節が重要。手にした21号機は前節に松井貫太が強力パワーを誇ったとあって期待は膨らむ。「出足や行き足は大丈夫。前検としては十分」と手応えも上々で機力に不足はない。一気にスターダムを駆け上がるためにも、第二の地元からさらに上昇気流に乗ってみせる。(森 大輔)

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena