【クローズアップ】西橋名を残す一年に 【芦屋】

下克上を決めた。準優12Rで西橋奈未(26)=福井=は、大外6コースから道中の接戦をさばいて3着を奪い優出に成功。相手待ちの“他力”から薄氷を踏む思いで準優の最後の椅子を勝ち取り、今度は最終決戦の最後の椅子まで手にしてみせた。
機力も勝負どころに来て上昇ムード。「出ているとは言えないけど」と謙遜するが、準優の展示タイムは強力な伸び仕様の高田ひかるをも上回る一番時計。「操作性の良さだけじゃなくて伸びも上向いたので競り勝てたんだと思う」。最終決戦へ準備は整った。今期(昨年11月~)の現在勝率は7・30と自己最高ペースで、初の7点勝率へまっしぐら。あっせんの混合戦希望を出して男子相手に磨いてきた旋回力が、花開こうとしている。「5点勝率と6点勝率にも差があるけど、6点勝率と7点勝率にはもっと大きな差がある。7点勝率を取って自信を付けたい」
昨年はレース中の事故で大けがを負ったこともあってブレークを果たせなかっただけに、今年に懸ける思いは強い。「ボート界に自分の名前を残せる一年にしたい。今回も5号艇ならチャンスはある」。ニューヒロイン誕生へ、男子顔負けのスピードターンで頂点を奪いに行く。