【芦屋ボート・GⅠ周年記念】そろそろトンネルを抜けるころ
このトンネルはいくら何でも長すぎる。2021年にグランプリを制した瓜生正義は、その優勝を最後に一般戦でも優勝がない。SG2桁Vの実力者がこれほど優勝から遠ざかるのは、現ボートレース界の七不思議というものがあるなら、その一つに数えていいだろう。
グランプリのV以後、優勝戦には15回進出し、1号艇での優出はゼロ。それでいて準優勝は5回もある。要はきっかけ一つではないかとも思えるさすがの成績だ。
振り返れば、1号艇に組まれた初日ドリームで茅原悠紀にまくり差されて白星を逃したのが今節の始まりだった。2号艇で臨む優勝戦は、1号艇がその宿敵・茅原。初日以来の再戦で雪辱を果たして優勝戦の連敗にピリオドなら、実力者にふさわしいドラマチックなストーリーのように思う。優勝戦の▼12Rは、瓜生の差し切りに期待して2-13-全。
▼9R 太田も今年Vゼロとは意外。敗者戦なら悪くない足なので最後を白星で締めて、年内の残り2節への弾みにする。4-12-全。