【福岡ボート・一般】吉川昭男 人生の踏ん張りどころ

豪快に決めた。予選最終走は4日目2Rの2号艇だった吉川昭男(50)=滋賀=は、2コースからS一気のまくりで快勝と最高の結果。4カドに陣取った強敵・中辻崇人にも先着を果たし、気持ちよく準優に乗り込んだ。
エンジンも中辻対策を施していた。「朝のS特訓から中辻君の出方がすごかったんで、プロペラを思い切り出足から伸びに振った。こうしないと絶対に負けていた」。3日目も強力な伸びを誇る山田佑樹にまくられ大敗を喫していただけに同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかなかった。
前期(5~10月)は勝率を6点台に乗せたが、A1には届かず7年ぶりにA2に降格。屈辱を味わったことで、今期は並々ならぬ覚悟で臨んでいる。「もう年齢も年齢だし、今期にA1に戻れなかったら恐らく一生A2のままだと思う。レーサーとしての踏ん張りどころだと思っている。だから何としてもA1に戻るつもり」
その強い思いが示す通りに現在勝率は6.89と、A1復帰どころか7点レーサーへの復帰も視野に入る勢い。もちろん、今節もここで終わるつもりはない。「何としても優出したい。今節はメンバーがいいけど、エンジンもボートも大したことない中で優出できたら大きな自信になるからね」。いくら現状が好調でも慢心することはない。レーサー人生を懸けて、目の前の一走に全身全霊を傾ける。(森 大輔)