【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】開幕直前連載企画3 中島孝平 「あと一歩」から3年ぶり脱却

ボートレース界最高峰の一大決戦、SG「グランプリ(GP)」が19日から住之江ボート(大阪市)で開催される。第38回を迎える今大会から優勝賞金が1億1千万円(前回は1億円)に増額。出場の18人は、史上最高額を懸けたバトルにそれぞれの思いを乗せて臨む。
<選出16位・中島孝平>福井支部・44歳=2年ぶり6回目
あと一歩の悔しさを今年は味わわずに済んだ。一昨年、昨年と2年連続で「シリーズ特別戦」の1号艇(GPシリーズの1番手)だった中島孝平が、今年は初日にトライアルを走る。「うれしいけど、自分はGP常連でもないし、あの舞台で走っていいのかな」。大会優勝歴を持つ支部きってのテクニシャンはとにかく謙虚。大舞台復帰を控えめに喜んだ。
GP入りを明確に目標に掲げていたわけではなかったという。「意識のどこかにあったかもしれないけど、あまり高い目標を持っても・・・。それより、まずは昨年よりもいい成績を残せれば、という感じだった」
そんな無欲の戦いではあったが、3月には地元三国の周年を制覇するなどGⅠで5優出。SGは予選突破が1度だけで優出ゼロながら、コツコツと賞金額を加算した。その堅実な戦いの軌跡は、接戦に強いレーススタイルとも重なる。
今年のGPへも姿勢は変わらない。「優勝を目指して頑張るのはいつもと一緒。1stから優勝戦までは遠いので、まずは2ndに勝ち上がらないと」
2015年に1stを突破した際の成績は3、4着。巧者らしい粘りで2ndに駒を進めた。再び持ち味を発揮する。