ボートレース

【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】開幕直前連載企画7 土屋智則 夢見た舞台を現実化

今回唯一の初出場の土屋智則

 ボートレース界最高峰の一大決戦、SG「グランプリ(GP)」が19日から住之江ボート(大阪市)で開催される。第38回を迎える今大会から優勝賞金が1億1千万円(前回は1億円)に増額。出場の18人は、史上最高額を懸けたバトルにそれぞれの思いを乗せて臨む。

<選出12位・土屋智則>群馬支部・38歳=初出場
 漠然とした憧れが現実となった。土屋智則が念願のGP初出場。「目標ではあったけど、出られたらいいなぁ、ぐらいだった」。過去にも出場権に接近したことはあったが、大事な場面で勝ちきれずに結局出られないまま。その間、仲良しの同期・西山貴浩は2度もGPに出場していた。

 それが今年、SGロード初戦の平和島クラシックでSG初優勝。SG無冠の西山を追い越す形で初のGP切符を手に入れた。

 それでも、かしこまることは決してない。「SGを勝ってからも自分は何も変わっていないし、今後も変わるつもりはない」

 魅力は何と言っても意外性。ピット離れで飛び出したり前付けに動いたり。手堅く順走よりも不意の一発で横綱級を下すこともしばしば。今大会唯一の初出場者とあれば、その持ち味は遠慮なく発揮できる。

 「最低限、2ndに勝ち上がって、優勝戦まで行けたらいい」。それは西山も3年前にたどった道。激戦をひょうひょうとくぐり抜け、ファイナル入りをつかむ。

【表】土屋智則の今年のSG成績

 

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