【からつボート(モーニング)GⅢ企業杯】人間性もレースも魅力的な宇佐見淳
選手に取材するときは、大体の選手は作業に追われていることもあり、立ち話がほとんど。だが、宇佐見淳の取材応対スタイルはひと味違う。
宇佐見に取材する際には、彼と記者の2席分の椅子が必要になる。なぜなら彼は座ってゆっくりとレースを振り返るのが好きだからだ。「椅子にでも座ってくださいや」と笑顔で取材に応じてくれる彼の人間性はとても素晴らしい。じっくり話が聞けるこの取材スタイルは私も好きだ。
宇佐見はレーススタイルも魅力的。「僕がSで遅れることは絶対にないです」とS力にかなりの自信を持っている。その言葉を裏付けるように今節の平均Sはコンマ10と破格。道中のレースさばきも一級品で34期連続でA級キープ中だ。
予選は得点率6.71の10位で突破した。からつでは過去、優出は1度だけで2006年2月のことだった。準優でも持ち味のS力を存分に発揮し、当地17年ぶりの優出を決めたい。
▼11R S力が光る4カドの宇佐見がトップSを放ち1M強襲。4―15=全。
