ボートレース

【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】開幕直前連載企画16 茅原悠紀 優勝を確信の充実ぶり

9年ぶりの頂点返り咲きを目指す茅原悠紀

 ボートレース界最高峰の一大決戦、SG「グランプリ(GP)」が19日から住之江ボート(大阪市)で開催される。第38回を迎える今大会から優勝賞金が1億1千万円(前回は1億円)に増額。出場の18人は、史上最高額を懸けたバトルにそれぞれの思いを乗せて臨む。

<選出3位・茅原悠紀>岡山支部・36歳=3年ぶり6回目
 「本気を出せばこんなもんですよ」。メンバー最多の今年SG5優出に茅原悠紀は胸を張る。自己最高の賞金3位で臨むGP。「優勝するにはその方が有利」と分かりきった2ndスタートから9年ぶり2度目のGPの頂点を目指す。

 今年に懸ける思いは昨年後半から抱いていたもの。「昨秋からずっと、今年に向けての準備をしていた」。明けて今年、2月に早速、地元児島のGⅠ中国地区選を制覇。「割と早めに成績が出た」と手応えを得ると、今年最初のSGだった平和島クラシックは優出6枠ながら3着で表彰台。7月の児島のオーシャンカップは枠なり2コースから04とスリットから攻めた。結果は4着だったが、地元SGVを目指した強気の攻めは、昨年来の強い意欲の何よりの表れだった。

 ただ、優勝に届いていないのが不満。「これでSGタイトルを取れていれば、頑張りました、と言えるが、惜しい結果しかない。そこを乗り越えたいが、元々グランプリの優勝しか目指していないので、最後はそこだけ」とひたすら頂点を見つめる。「優勝すると思いますよ」。2ndステージからの4日間で、その確信を現実のものにする。

【表】茅原悠紀の今年のグランプリ成績

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