ボートレース

【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】開幕直前連載企画17 馬場貴也 滋賀支部最初のGP覇者へ

昨年のGPは準優勝だった馬場貴也

 ボートレース界最高峰の一大決戦、SG「グランプリ(GP)」が19日から住之江ボート(大阪市)で開催される。第38回を迎える今大会から優勝賞金が1億1千万円(前回は1億円)に増額。出場の18人は、史上最高額を懸けたバトルにそれぞれの思いを乗せて臨む。

<選出2位・馬場貴也>滋賀支部・39歳=3年連続5回目
 賞金1位で臨み、準Vだった37回大会から1年。馬場貴也が改めて頂点に挑む。「守りに入らず、チャレンジャーの気持ちで頑張りたい」

 実は、年頭には自分を見失っていたという。「昨年はかなりの出来過ぎでMVPを獲得できた。そのことが、期待に応えなくてはというプレッシャーや焦りになって、レースも荒くなっていて・・・」

 それに石野貴之が気付いた。「春頃、最近レースが危ないんちゃうか、と注意してくださり、それで自分を取り戻せた。他支部の後輩に言ってくれた石野さんは本当にすごい」。7月の児島オーシャンで1号艇で優出(6着)、8月には福岡メモリアルで優勝。「落ち着いて走れば調子も上がって、結果につながったと思う」。随一の旋回力を今まで通りクリーンに繰り出せるようになった。

 コロナによる規制も明け、相当な熱気が必至の今年のGP。「雰囲気に圧倒されるかもしれないけど、あれを味わうためにGPに出るので」と心待ちにする。「滋賀支部はまだGP覇者がいない。名前を刻みたい」。同じく2nd初戦1号艇だった昨年はまさかの4着発進。新たな経験値を積んだ今年、まずは初戦の雪辱から戦いが始まる。

【表】馬場貴也の過去のグランプリ成績

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