ボートレース

【児島ボート・GⅠ中国地区選】茅原悠紀が地元GⅠ初制覇

地区選3V、地元GⅠ初制覇を成し遂げた茅原悠紀=デイリースポーツ社提供

 児島ボートのGⅠ「第66回中国地区選手権」は10日、最終12Rで優勝戦が争われ、2号艇の茅原悠紀(35)=岡山・99期・A1=が2コースからコンマ10のトップS。代名詞である華麗なターンで差し切り、地元G1初制覇を飾った。中国地区選は2017、21年以来で3回目のV。通算では9回目のG1優勝。1号艇の上平真二が2着、4号艇の村岡賢人が3着に続いた。

ヒーロー
 雨の中で迎えた優勝戦。2号艇の茅原がピット離れで飛び出した瞬間、場内から歓声が上がった。1号艇の上平はインを譲らず、進入は枠なりの3対3。内2艇が好Sを決め、1Mは上平、茅原の1対1の勝負。2コースの茅原が鮮やかに差し切り、ターンした瞬間先頭に躍り出た。

 児島開催の中国地区選で、岡山支部の選手が優勝するのは1999年の山本浩次以来、24年ぶり。「めちゃくちゃうれしい。今までの地区選とは重みが違う。グッとくるものがある」と通算9回目にして地元初となるG1制覇に感慨ひとしお。「4日目の5着で、湿気があれば僕のセッティングが合うと分かった」と調整もターンも完璧。3月のSG・ボートレースクラシック(16~21日・平和島)の出場権を勝ち取り「行くだけではなく、結果を出す」と宣言。地元エース・茅原が、年男の2023年に、ボート界の頂点を目指して突き進む。(野白由貴子)

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