ボートレース

馬場2年ぶりV 近畿地区選手権 【住之江】

自身2回目の地区選優勝を飾った馬場貴也=デイリースポーツ社提供

住之江ボートのG1「第66回近畿地区選手権」は11日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇で人気を集めた馬場貴也(38)=93期・滋賀・A1=がイン逃げで快勝。G1は5回目、近畿地区選は21年三国以来、2年ぶり2回目の優勝。通算優勝は54回目。2着は田中信一郎、3着には西村拓也が続いた。

ヒーロー

 昨年のMVP・馬場が貫禄の速攻劇で快勝。自身2回目となる近畿ナンバーワンの栄冠を勝ち取った。「乗り心地はちょっと合っていなかったけど足としては良かった」と優勝戦は迫力満点の先制ターンで強敵を完全に制圧。通算5回目のG1制覇を手土産に、今年初のVゲートを駆け抜けた。

 馬場が優勝した21年の三国以来、3年連続で滋賀支部が地区選タイトルを奪取。「そこは狙っていました」と支部長の意地も見せた。

 目標とする今年末のSG・グランプリは住之江で開催される。「ここで勝てたのはうれしい。自分も少しは成長ができたかな」と笑顔を見せると「年末もこの声援を味わいたい」と大歓声の再現を心待ちにする。今年もスピードスターの激走は誰にも止められない。 (保田叔久)

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