【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】いよいよ峰竜太が登場 羽野直也は僅差で無念の次点
V最右翼の賞金トップ・峰竜太がいよいよ登場する。「目の前にあるのは希望だけ。今年勝ちたいという覚悟だけは自分が一番強いと思っている」。SG出場停止から明けてわずか2カ月ほどでこの位置まで戻ってきた男は、このまま最後まで突っ走る構えだ。
2年ぶりのグランプリ登場の峰だが元々が2ndの常連。レースのない2日間の待機時間も慣れたもので、さまざまな方向に調整を施し、エンジンの性能を把握した。
「伸びもつくのが理想だが、初日にそれを求めたら、ものすごく良かった出足がなくなった。そういうエンジンなのかな。出足がいい状態に戻す」
調整にも迷いはない。ここに持ち前の高い技術を加えて白星発進を期す。
1stからの2nd進出を目指した羽野直也は、最終第2戦で3着。上位着順の差で片岡雅裕に及ばず次点。「7位ですか・・・」と静かに結果を受け止めた。
ただこれで、得点優遇のシリーズ復活戦は1枠で、シリーズ戦は戦線をリードする立場。1年に2度のSG制覇ならそれはそれで価値があるだけに、きっちり目標設定を切り替える。
初日からシリーズ戦を走る面々は、宮地元輝が郷土勢の最上位。前半は逃げて白星。ただ後半は「競って追い付かれているし、出ていない」と表情は全くさえなかったのだが、逆に出ていて成績が悪いよりはマシだろう。
それは西山貴浩も同様。「初日よりはマシだが、まだ厳しい」。それでもこの日はイン逃げに成功し、これで今年のSG予選の1枠は6戦全勝。「インの1着にはこだわってやってきましたから」と胸を張った。
前田将太は2コースから白星。「初日の6着は点増しの特別戦とはいえ、やっぱり気分は良くない。挽回できて良かった」。さらに篠崎元志もイン逃げで白星を獲得。それぞれがムードを盛り上げて、予選後半の戦いへと臨む。