ボートレース

【クローズアップ】竹下新しい景色見せる 【若松】

初のGⅠ戦に出場する竹下大樹

とうとうたどり着いた。竹下大樹(23)=福岡=は、今回がキャリアを通じて初のG1戦。「こういう舞台に立つのが夢だったし、いっぱい勉強したい」。デビュー5年目にして初参戦したトップ戦線に武者震いしている。

 もちろん、ここはゴールではなくスタート。G1初参戦とはいえ、気後れするつもりは一切ない。「レースをする限りはチャンスは平等にある。中村(日向)君みたいなこともあるんだし、全力を尽くすのみ」。先日の鳴門・地区選では同じトップルーキーの中村日向がG1初V。同じ次世代の担い手として、流れに乗らない手はない。

 機力も上々。手にした23号機は先月の周年で池田浩二が準Vを果たしたAランクの良機。「回転の上がりが良くて、手前の感じがいい。回り足が良さそう」。回転不足を訴える選手が多い中、出足が良好なのは大きなプラス材料。「G1でこれはデカい」。サプライズを起こす準備は既に整っている。

 福岡のフレッシュルーキーだったこともあって若松の参戦経験は少ないが、「地元はいずれどこも勝たないといけないから、気にしていない」とどこ吹く風。九州に新しい景色を見せるべく、トップルーキーが存在感を見せつける。 (森 大輔)

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