【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】峰竜太に残り福の1号艇
運も実力のうちか。1号艇だった初戦は白星と順調に滑り出した峰竜太の2戦目は2号艇。2着以上でファイナル当確圏だったところが、6着大敗と最悪の結果。しかし、3戦目の枠番抽選にツキがあった。抽選6番目の残り福は1号艇。「どうしても欲しかった」。願いが通じた。

初戦はヨレヨレだった機力もすぐに立て直してきた。「試運転から良くなっていて出ていました」。ピット離れで遅れたことだけが誤算だったが「もう大丈夫」。ライバルの動向次第ではあるが、勝てばトップ通過の可能性だってある。この日の6着大敗も、終わってみればVのドラマ性を高める一つの要素だったと後から言えるかもしれない。
シリーズ戦は、トライアル1stから回ってきた羽野直也が2位通過で準優1号艇を確保し、「こちら(シリーズ戦)で頑張りたい」。目標設定は切り替え済みだ。
機力に関しては「いいところはない」と強調点こそない羽野だが、「ペラが合っていない感覚があるから、その分、合えばまだ上積みできそう」と前向きな材料が準優への大きな励み。シリーズ復活戦の1号艇では逃げ切れなかったが、準優で雪辱する。

郷土勢は以下、4位寺田祥、6位前田将太、9位岡崎恭裕、11位篠崎元志、13位西山貴浩、16位瓜生正義と計7人が準優に進出。
中でも寺田はオール3連対。「まぁ~でも、1号艇で逃げ切れていないしねぇ」。どうしても歯切れは悪いが、4日目に枠なり2コースからジカまくりという圧巻の勝ち方で予選を締めくくれたことは何より。そして準優は同じ2号艇。「ペラ調整をして、しっかり走りますよ」。この日の内容は対戦相手にも印象が強いはず。その優位性も生かしながら、優出切符を目指す。
