ボートレース

【多摩川ボート・Qクライマックス】魚谷香織 軌道修正の3、3着 竹井奈美は前半白星

 一応は軌道修正に成功だ。前検日は操縦性のなさを訴えた魚谷香織が、初日は3着2本とまずまずの成績にまとめた。前操者は、自分とは全くタイプの違う江口晃生とあって、前検日は「全然乗れなかった」。それが、ペラ調整を施したこの日は前後半ともに道中で接戦を演じてのその成績。「何とかまとめられてよかったと思う」と言うのもうなずける。

 ただ課題も残る。「起きてくれなくて早起こしで対応した」というのが最大の課題で、「キャブを洗って、バルブも扱いたい」と入念に外周りを調整。2日目は2、1枠。仕事を施した成果があれば、初日以上の成績を生み出せそうだ。

ペラ調整で機力を整えた魚谷香織

 竹井奈美は前半4Rで逃げて白星スタート。「押していて、いい感じだった」と好感触も得ていたが、後半11Rは次位争いまで浮上しながら結果は4着。「ほぼそのまま行ったら、ターンで行き過ぎていた」と時間帯の違いが舟足に微妙な影響を及ぼした。

 とはいえ、最後は3番手に肉薄するなど、相対的には上々の気配。2日目の出番は7Rとまた違う時間帯だが、初日をサンプルに的確に調整を施す。

前半は白星の竹井奈美

 池田紫乃はずるずる後退しての6着に「いい部分が一個もない」とがっくり。それでも心は折れずに本体を整備。「これで駄目ならまた整備を考えます」。不屈の精神で挽回を図る。

 初日朝のオープニングセレモニーにはトライアル組も登場し、川野芽唯が「最後にいいレースをする」と意気込めば、渡邉優美も「渡邉優美とともに勝負してください」とファンと心を一つにして頂点を目指すことを約束。27日は運命のエンジン抽選。熱い戦いがいよいよ始まる。

選出4位の渡邉優美
選出8位の川野芽唯
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