【ボート王国九州・山口!】上野、前田、瓜生ら逆転の望み 【とこなめ】
われらが九州・山口勢の先頭を走るのが、今回がSGデビュー戦の柳生泰二。初戦こそ6着と大敗したが、以後は1、2、2着の快走で8位につけ、目安の6・00へは4日目の2走で9点が条件。予選突破が有望な状況だ。次いで9位タイの深川真二。準優圏内に位置するのはこの2人だけだが、ボーダー以下にも逆転準優入りが望める面々が多数控える。
最もベスト18に近い19位タイにいるのが上野真之介だ。この日は激しい2着争いを制し、得点率5・75まで持ち直した。「前半が終わって根本的に違う形にペラを調整したのが正解。自分の想像以上に回って進んだ。3日目でもう望みが絶たれそうだったけど、つながって良かった」。最後に残ったのは6枠。開会式で宣言した「今年一番いいレースをしたい」という言葉をここで体現したい。
枠番を考えると、上野以上に逆転準優入りのチャンスがあるのが21位タイの前田将太、32位タイの瓜生正義、35位タイの篠崎仁志。
前田は1枠の1走。目立つほどの成績ではないが「ペラは初日に叩いてからそのまま。セッティングも定まってきた」と安定モード。涼しい顔で逃げ切りそうな雰囲気が大いにある。
瓜生は2、1枠、仁志は1、5枠の2走で、ともに1、2着が取れれば6・00をクリア。3日目は6着の瓜生は「明らかにペラがズレていた。やり直しましょう」。残りは内枠と分かっていただけに、慌てるそぶりはない。仁志は「足は問題ないのに自分が駄目。Sが届いていない」ともどかしい表情。その思いを4日目に解き放つ。
26位タイで1着勝負の塩田北斗も「気合を入れていきます」と奮闘を約束。昨年の郷土勢は6人が準優入り。今年はそれ以上を送り込んでみせる。