【福岡ボート・一般】松江は好配の使者にうってつけ
<記者コラム・森大輔の勝ち組の法則>
優勝戦をいろんなデータから探ってみましょう。まずは優出メンバーの通算V率。これは優勝戦における勝負強さを数値にしたものです。一桁台だと勝負弱く、20%を超えてくるとまずまずの勝負強さ。20%代後半からはかなり勝負強く、30%オーバーはボート界でも一握りでSGトップクラスに多いと考えてください。
トップは30.4%の山室展弘。さすがにSGウイナーで一般戦の鬼としてならしただけあって、通算116Vも目を見張ります。ただ、優勝自体は4年以上も遠ざかっており、この数値を叩き出していたころの全盛期ではないことを考えるとうのみにはできません。
そこで、今度はイン以外のVの割合を示したイン以外のV率を見てみましょう。これは優勝した際に波乱を起こしたかどうかの指標です。最高値は62.5%の松江秀徳。イン以外はどのコースでも複数回優勝しており、エンジンも相棒65号機の素性はA+で優出メンバーの最上位。もつれる進入も松江にはプラスの要素で、今回の好配の使者としてうってつけです。