ボートレース

【浜名湖ボート・GⅠ東海地区選】徳増秀樹が2度目の東海チャンプ

GⅠ東海地区選で優勝を飾った徳増秀樹=中日スポーツ提供
GⅠ東海地区選で優勝を飾った徳増秀樹=中日スポーツ提供

 浜名湖ボートのG1「第68回東海地区選手権」の優勝戦が最終日の16日、12Rで行われ、徳増秀樹(48)=静岡=がイン速攻を決めて抜け出し、後続を突き放して1着でゴール。2018年とこなめ大会以来、5年ぶり2回目の東海チャンプに輝き、優勝賞金480万円を獲得した。3月のSGクラシック(平和島)の出場権も手にした。G1優勝は4回目で、SG1回も含めた通算Vは97回目。2着は服部幸男で、3着には井口佳典が入った。

ヒーロー
 後続を突き放して、独走で優勝ゴールを駆け抜けた徳増。お決まりの“勝利の敬礼”で晴れやかにファンの声援に応えた。「久しぶりにタイトルを取れてほっとした。少し信じられない気持ち。ファンの皆さんがたくさん残ってくれて感無量です」

 G1以上に限れば、2020年のグラチャン(宮島)以来の優勝。以後3年、このクラスで厳しい戦いが続いていた。昨年7月のオーシャンCでは準優でFを切り、SG出場の道も閉ざされた。それだけにこの地元G1優勝は値千金の一撃となった。

 「地元なので負けられないという気持ちだったけど、その気持ちが強過ぎても失敗してしまう。焦らずいこうというのが今年のテーマです」。赤岩が動いて進入が少しもつれたが、実績機の7号機を全面的に信頼して冷静に対処し、隙はなかった。

 これで3月クラシックで久しぶりにSG戦へ復帰。「平和島は意外と好き。走ったばかりだし仕上げられる感じ」と、SG舞台に今から胸を高鳴らせる。

 SG初制覇から3年。今年は40代最後の年になるが「3年前より体が動くようになっているし、今が最強だと思う」と自信をみなぎらせる。今度は平和島で“勝利の敬礼”を見てみたい。 (外山謙一)

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