【蒲郡ボート（ナイター）GⅡレディースオールスター】野田なづき奇跡の2着で大万舟

　1周1Mを回って、誰がこの結果を予測したか。初日7R、野田なづきが1周BS5番手の位置から、2Mで一気に2着。「ミラクルでした」。本人も言う通りの奇跡的な逆転劇だ。

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　BSでは佐々木裕美を先頭に、次位争いは魚谷香織と田口節子、落合直子の実力者3人。しかし強風のあおりもあり、3人とも2Mをきっちり回ることができなかった。この隙を突いて一気に2番手に浮上したのが野田なづきで、その後は落ち着いたターンで後続も退け、3連単14万円超のビッグ配当。「私が2着だったからですよね。まさか外枠で絡めるとは…。展開のおかげだけど自信になります」。初出場だった昨年の大会は4着が一度あるだけで、あとは全て5、6着の大惨敗。少しだけ雪辱を果たした。「横流れしているので先輩の小芦さんにペラを教わって、2日目も一走入魂で頑張ります」。再び舟券に絡めれば、予選突破にも一歩近づく。

　その先輩・小芦るり華も2枠1走で2着と上々の滑り出し。だが機力は着順ほどでもなく、「ハンドルを切った時に思う所に行かなくて…。まだペラ調整の途中だからだったと思う」。ただ、出番が早かったおかげでレース後に時間があり、「しっかり調整できました」。2日目は機力の裏付けありの好成績を目指す。

　最高の滑り出しは連勝の渡辺優美だ。カドまくりとイン逃げで、前後半とも自力でレースを制圧。前検日は「怪しいエンジンを引いてしまいました」と心配顔だったが、「エンジンの素性を思えば引き出せている」と、どうやら大丈夫。初日につかんだ勢いを2日目はさらに加速させる。