ボートレース

【ボート王国九州・山口!】川野じわりと挽回 【蒲郡】

同支部の大山千広(左)とレースを振り返る川野芽唯
同支部の大山千広(左)とレースを振り返る川野芽唯

 じわりと巻き返した。初日は4着が精いっぱいだった川野芽唯が、2日目は2着に入って得点率6・00まで持ち直した。準優入りへの希望を大いに広げて、予選後半の戦いへと挑む。

 初日は5コースから33とSで後手に回ったことが痛かったが、それでも大敗を回避。2日目は3コースから13とスリットでも挽回し、インがヘコむ隊形も味方に付けて、難なく差し浮上を果たした。

 機力を思えばこの2日間は大奮闘。「2日目は、もう少し追い付けるかと思ったけど、そうでもなかった。レース足がイマイチ」。そこで出番の4Rを終えると、整備室でじっくりとエンジンに手を加えた。「このエンジン、前回は結構な衝撃で接触があったらしいんですよ。ゆがんでいる可能性があるので本体を組み直しました」。そして迎える3日目は予選で唯一の2回走り。「そう、大事な一日なんです」。万全に備えた的確な仕事ぶりを、ポイント確保につなげる。

 初日連勝の渡辺優美は5コースから4着と舟券絡みまであと一歩。それでも、低実績機だと感じさせない動きで、3着を目指して最後まで食い下がった。「最初は不安いっぱいだったけど、普通の足はあるのかな」。波立った初日と違い、この日は水面が落ち着いて機力差が現れやすい状況だったが、問題ない動きに変わりはない。

 最年長の日高逸子はさえない表情が続く。「ペラは毎回叩いているし、ピストンも換えたけど良くない。戻します」。出番の9Rを終えると、そのまま整備室へ。準優入りへは残り3走で20点がノルマ。執念の整備でクリアしてみせる。

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