ボートレース

チルト3の威力 堀之内が初白星

2日目6Rの2周2Mを先頭で回る堀之内紀代子。5コースまくりを決め、大外の山川波乙も2着に引き込んだ
2日目6Rの2周2Mを先頭で回る堀之内紀代子。5コースまくりを決め、大外の山川波乙も2着に引き込んだ

 堀之内紀代子がチルト3の威力をついに発揮した。2日目6R、5コースから一気のまくりで今節初白星をゲット。チルト3とあってピット離れは全く出なかったが、6枠の山川波乙がマーク策に出たことで大外を回避。内4艇をあっという間に叩いて、その山川も2着に引き込んだ。

 堀之内は「今は本当によく伸びましたね。ずっとペラ調整をして、2日目はようやく整備もできた。そのかいがあった」と調整が進んで機力は充実。「前回の蒲郡(昨年9月)がボート人生で一番伸びていたけど、今は2番目くらいに伸びていると思う」。その前回の蒲郡というのが、チルト3に挑むきっかけになったシリーズ。その武器を手の内に入れたことで、成績に加えて人気まで急上昇。そんなファンの期待が分かるからこそ、チルト3にこだわって仕上げている。

 あとは1号艇の時だけが考えどころ。「調整の時間があればインも考えるが8割方、外に出ると思う」。それでもこの伸びの良さなら、また誰かがマークするかも。予選後半もパンチ力満点の攻めで圧倒する。

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