ボートレース

【ボート王国九州・山口!】優美4戦3勝の荒稼ぎ 【蒲郡】

得点率トップタイの渡辺優美(中央)。左はボーダーやや上に位置する川野芽唯。右はFで無念の脱落の日高逸子
得点率トップタイの渡辺優美(中央)。左はボーダーやや上に位置する川野芽唯。右はFで無念の脱落の日高逸子

 事故多発の波乱モード。しかし、渡辺優美は培った強い精神力で、惑わされずに快調な走りを続けている。4戦3勝の荒稼ぎで、ドリーム組の高田ひかる、遠藤エミに肩を並べる高得点率をマークしている。

 相棒は低実績機だが、全く問題にしていない。「よく動いてくれています」。ペラ調整を施せば、それにもきちんと反応。「言うことを聞いてくれる素直でいい子です」と笑顔で褒めちぎった。前検日のコメントを思い出すと「悪いかもと覚悟しながら乗ったけど、その割には悪くなかった」。まだ半信半疑だったが、3日間をともに戦う中で確信へと変わりつつある。ここまで来たら、準優1枠というだけで満足とはいきたくない。トップ通過を目指して、4日目の2走に全てをぶつける。

 郷土勢でその渡辺に次ぐ得点率は、11位タイの川野芽唯だ。前半5Rは4カドから全速まくりを決めて白星をゲット。2日目にじわりと上向かせたムードをさらに上向かせた。後半もしぶとく追い上げて4着まで押し上げ、なかなか前に追い付かなかった前日とは違った一面を見せることができた。「足は悪くない」。本体の組み直しも奏功し、戦闘態勢は完了。そして4日目は待望の1号艇。13連勝中と破格の実績を誇るインから必勝を期す。

 骨盤骨折の大けがから復帰した大山千広は18位。3日目は2、3着と復帰後初めて舟券に絡んだ。「自分が舟を向かせられていない」。後半、2着が取れそうで取れなかったことに不満は募るが、着実に階段を上がっているのは確か。こちらも4日目は1号艇。勝って準優に名乗りを上げる。

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