ボートレース

【クローズアップ】深川和仁 自分に〝活〟を入れる【福岡】初日4、8Rに出走

 捲土(けんど)重来を期してやってきた。深川和仁(41)=香川=は、「今節は気合が入っている」と開幕前からやる気モード。それもそのはず、現在勝率は6.07と好調とあって、A級復帰をA1で迎えるためにも得意の福岡で一気に上げ潮に乗る腹づもりだ。
 前期(昨年5~10月)は勝率5.23でA級から陥落したが理由は明白。前期初戦のまるがめで、レース中の事故で骨折。3カ月の長欠を余儀なくされ、本調子を取り戻せぬまま一期を過ごすことになったからだ。「もう体は大丈夫。自分のレースはできている」
 となれば完全復活へ必要なのは〝心〟。自分に何が必要かは十分に承知している。「もちろん、レースは一生懸命やっているけど、何か気持ちがだらだらしている。ここら辺でビシッと自分に活を入れたい」。深川の真骨頂である貪欲さや泥くささを取り戻せるかが復調へのカギになる。
 対戦相手が強いほど燃えるタイプ。「ステージが違いすぎて、レース場で一番会わない同期」という毒島誠を筆頭にSGウイナーだらけの今節は、復活の舞台として不足はない。「ノーハンマーで、出足は悪くない。本体は悪くない」。新エンジンながら、早くも機力には手応えあり。持ち味のファイトあふれる走りで、本来の姿を取り戻す。(森 大輔)

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