ボートレース

【浜名湖ボート・GⅠ周年記念】石原翼 水神祭で勢い加速

静岡勢に水面に投げ込まれる石原翼

 今節の至上命令をクリアした。2日目オープニングの1Rで石原翼(26)=静岡=はインからゼロ台のSを踏み込んで逃げ切り勝ちに成功。この勝利が今節の第一目標に掲げていたGⅠ初1着の水神祭となった。「地元のインだったんで決められて良かった。ホッとしています」。2日目は後半6Rも波浪水面の中、果敢に握って2着。初日は大敗を喫したが、一夜にして悪い流れを断った。

 機力も上昇ムード。タッグを組む52号機は浜名湖の評判機ながら初日は底力を発揮できていなかったが、ペラ調整で軌道修正に成功した。「スリットの足が良くなったし、乗りやすさも出てきた。波があっても握っていける」。レース足には手応え十分で、序盤で機力への不安を拭えた意味は大きい。

 直前まで開催されていた下関周年に出走していた板橋侑我は「地元の記念に出られなかったのは悔しいけど、その分は翼が頑張ってくれますよ」とエール。その気持ちにも応えるつもりだ。「板橋さんも調子がいいし、深谷さんを中心に若手で頑張っていきたい。世代交代をしていくためにも、僕らの世代が頑張らないといけないです」

 水神祭という目標を早々とクリアしたことで、次の目標であるシリーズの無事故完走は上方修正するつもり。「一走一走しっかり走るだけ。予選を突破するつもりで気合を入れて走ります」。こうなったらさらに加速度を上げて進撃するのみ。第一関門突破へノンストップで駆け抜ける。

水神祭を達成してガッツポーズの石原翼
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